1秒でも 早く泳げるように 一生懸命泳いだ。
足がつりそうになっても 息継ぎが上手くできなくても
僕を誇らしげに見ている 両親の為に 頑張って泳いだ。
進級テストの日 不安で一杯だった。
飛び込み台のうえで足がガクガク震えた。
水が怖いんぢゃない。泳げないわけぢゃない。
親の期待が一番怖いんだ。
夏になると 塩素の匂いと 厳しかったコーチの顔を思い出す。
でも いつの頃からか 行かなくなって、
他に夢中になれることを見つけてしまって。
僕の プールは終わった。
続けていたら もっと泳げたのかな?
後悔したって仕方がない。後戻りはできないんだ。
今は 自分で決めた道をまっすぐ歩いていくだけ。
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